世界にはサンタが来ない国もある!では誰がプレゼントを持ってくる?
- YOSHINOBU NISHIKAWA
- 2022年12月23日
- 読了時間: 3分

こんにちは! ニコnewsです。
日本では、クリスマス当日以降はクリスマスの雰囲気がほぼゼロになってしまいますが、実はこれ、世界的にはかなり珍しいことをご存じでしたか?
世界では、12月初旬にプレゼントを配るところから、1月初旬にプレゼントを配るところまでさまざま。そこにはどんな言い伝えがあるのでしょうか。
クリスマス前に『聖ニコラの日』を祝う国
「聖ニコラ」とは、3~4世紀頃トルコに実在した司教「聖ニコラウス」のこと。サンタクロースのモデルと言われている人物です。
彼の命日である12月6日を祝うのは、ドイツ、オランダ、オーストリア、ベルギー、スイスなど。
これらの国の子どもたちは、12月6日(5日のところもある)に聖ニコラからプレゼントをもらいます。
ただし、良い子にしていないと、不気味な顔をしたクリスマスの悪魔(ドイツではクランプスと呼ばれる)に連れて行かれてしまうならわし。
日本の「なまはげ」のような感じでしょうか?

※写真だと怖いのでイラストにしました
また、12月6日とは別に、クリスマスにはちゃんとサンタクロースが来てくれるところもあり、その国ではプレゼントを2回もらえるという幸運!
サンタクロースが来ない国
一方で、聖ニコラもサンタクロースも来ない国があります。
イタリアではベファーナと呼ばれる魔女が1月6日に、チェコや中南米の一部の国では、なんと赤ちゃんキリストがクリスマスに、プレゼントを持ってきてくれるのだそう。

クリスマスはイエス・キリストの生誕を祝う日とされていますが、その小さいキリストが、誰も見ていないときに、ベルだけ鳴らしてそっとプレゼントを置いていってくれるのだとか。
聖書が定めるクリスマスシーズンは1月6日まで
欧米を中心に、世界ではクリスマスシーズンを1月6日までとするところが多いようです。
この「1月6日」には、生まれて間もないキリストのお祝いに駆けつけた、三賢者(三博士とも呼ばれる)にまつわるこんなお話が。

キリストが生まれるとき、ひときわ明るく光る星が出現。それを見つけたのが、キリストの生誕地よりはるか東の国に住む三人の占星術博士でした。
三人は「ユダヤ人の救世主が誕生した」と考え、贈り物を持って救世主を拝みに出発。キリスト生誕の地・ベツヘレムにたどり着き、対面を果たしたのが1月6日だったのです。
このエピソードにならい、1月6日にプレゼントを贈る風習があるのは、先述のイタリアのほか、スペインやメキシコなどです。
日本では、クリスマスが終わるとすぐに片付けて、後に控える「お正月」に向けての準備を始めますね。
しかし、キリスト教徒の多い国では、12月25日を過ぎてからも、もうしばらくお祝いが続いているのです。
本記事参考サイト
ニコ株式会社 代表 西川
ライター 三葉紗代




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