本を通じてバリアフリーな社会へ。つながる人が笑顔になる「ジョブボン」とは?
- YOSHINOBU NISHIKAWA
- 2022年6月4日
- 読了時間: 2分

こんにちは!ニコnewsです。
「得意なことを仕事に活かしたい」という気持ちを、あなたは持っていますか?
それは、社会で生きるすべての人にとって、共通の願いだと思います。
今回は、個人の特性を活かした素敵な事業、「ジョブボン」をご紹介します!
ジョブ(仕事)+ホン(本)を組み合わせた言葉の「ジョブボン」とは、障害のある方が中心となって、さまざまな所で集められた古本をネットで販売する活動のこと。
本の販売代金は彼らの工賃となるので、就労支援とリユースを兼ね備えた、まさにこれからの時代らしい事業といえます。
「ジョブボン」の流れはこうです。
1、企業などに設置されたブックポストにて、役目を終えた本を回収(事務所に本を送付することもできます)
2、回収した本の仕分け、出品、梱包、配送などのネット通販業務を、障害がある方の就労施設で行います。優れた集中力を活かして、丁寧に本をクリーニング
3、ネットで注文が入ると、きれいに梱包した商品を、必要な人に向けて全国発送
2022年4月時点で、 ブックポストの設置数 117個 、 提携福祉施設数 22ヶ所 、本の回収冊数は累計 546,136冊にも及ぶとのこと! 協力企業もどんどん増えていきそうです。
「注文をまちがえる料理店」という認知症の方たちが働くレストランも話題になりましたが、たとえ障害があったり、どんな境遇になったりしても、社会で個性を表現し認められる喜びのある世の中こそ、本当に優しい社会だと思います。
「集中力」「丁寧さ」などの個人特性を、人に役立つ形でアウトプットができる「ジョブボン」の仕組みはすばらしいと感じました。
関わる全ての人が笑顔になる「ジョブボン」、これからもっとたくさんの人に知ってほしいです!
ジョブボン HP
ライター ふみ山




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